2011年09月04日

育てる程に味が出る

臨時収入(株の配当)でレッドウィングのチャッカブーツを買いました。店員曰く、履くほどにブライドルレザーが足に馴染んでくるとのこと。堅牢な作り、50年以上変わらない製法、飽きのこない形。いい具合に革を育てたいものです。

エイジング。世の女性はアンチ・エイジングにいそしんでいますが、僕はもっぱらエイジング派です。因みに、最近続けて購入している万年筆にも育てる楽しみがあります。書き癖、筆圧によって自分に一番いい角度にペン先が馴染み、使うほどに味が出る良さを味わいたくて毎日使用しています。

また、万年筆には使うことでペン先が丸くなり、書き心地が滑らかになる特徴があります。作家の向田邦子は、友人や知人が使い込んだ万年筆をときには恫喝し、ときには泣き落としでせしめては、我が物にしていたそうです。新品の万年筆はペン先が鋭く少しひっかかるような書き心地のため、滑らかさという点では中古万年筆もお勧めです。

革靴も万年筆も手入れの必要がありますが、靴磨きや万年筆のインク交換、ペン先の洗浄など、手間がかかるところがまた愛おしく、手をかけることで愛着が増します。大げさかもしれませんが、手のかかる子ほど可愛い親心がよくわかります。

長く使える逸品もよいのですが、長く付き合える友達もまた心地がよいものです。友人も書いていたのですが、先日「12歳ではじめて会ったとき、15年後にゴルフ場で仕事や結婚の話をしている姿を想像できただろうか」と盛り上がりました。お互いがお互いに馴染んできていて、おろし立ての靴のような硬い履き心地はなく、例え久しぶりに履いてもしっくりくる感覚があります。

今日、友人とその彼女と3人で話す機会がありました。例えば二人が結婚するようなことがあったら、家族も含めて永く付き合える関係であればよいと思いました。革靴で言えば、靴底を交換して永く履くように、少しずつ形を変えて続いていけばいいなと。

友人の彼女を靴底に例えてしまったために少し具合が悪い文章になったので断っておきますが、とても感じがよくて話やすい人でした。可愛いし。何より付き合って1年弱だそうですが、既に二人の関係がいい感じにエイジングされていたように見受けられて、羨ましかったです。
posted by yasufumi at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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